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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、筆意と云ふことを詳しく觀ることを知らない者は形にのみ奪われて、、、

第7回立体象書研究会講習会・2014/8/24/25
会場:高知県香美市土佐山田町459「ほっと平山」
下図、大筆で表現するリズムとバランス、極く眞面目に、奇を、変化を、

 、、、昭和十三年發行 天来翁書話、、、.279
中風症と藝術的書道
學者も讀め政法家も讀め愛國の士は必ず讀め

昨日のつづき、、、筆意と云ふことを詳しく觀ることを知らない者は形にのみ奪われて、見慣れない形を見ると、奇だと喜ぶ者もあり、不眞面目だと誹る者もあり邪道だと惡む者もある、又慣れた形を見ると正しいと歡賞する者もあり、平凡だと罵しる者もあり新しいと憧憬する者もある。然し何れも方角違ひの者が多い樣である。
 何故に斯う云ふ間違が出て來るかと云ふと、見方が餘りに麁つぽいからである。家の價格を鑑定するのに、屋根の形とか坪數とか間取とかを見て評價する樣なものである。建築材料とか、戸障子襖其他職人の善惡、構造の精粗又は金銀珠玉が鏤めてあつても、評價の中に入れないのと同樣である。前者は書道に於ける結體に相當し、後者は筆意に當るの―である
、、、という(大正十年の比田井天来)、つづく

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