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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、さて此の恐るべき習氣病の黴菌は、如何にしたら撲滅するかと云ふと、、、

第7回立体象書研究会講習会・2014/8/24/25
会場:高知県香美市土佐山田町459「ほっと平山」
下図、第3回立体象書研究会展(9/15~9/27)、出品作品制作中!!!

、、、昭和十三年發行 天来翁書話、、、.277.278
中風症と藝術的書道
學者も讀め政法家も讀め愛國の士は必ず讀め

昨日のつづき、、、さて此の恐るべき習氣病の黴菌は、如何にしたら撲滅するかと云ふと、工夫の出來ない人と勉強を嫌いな人は別に致し方がないから、中風を待つより仕方がないのである。處が其中風仲々六ケ敷いので、重患になつては無論字を書くことは出來ない、餘りに輕症だと効能が薄い、丁度永年の習氣が取れて頭が鈍くならない程度で、手足も使い使ひ慣るれば、使はれると云ふ處が最も宜しいのである。譬へ中風症の爲に書道としての重患たる、習氣病が全治しても矢張り病人は病人である。無病の者には及ばないのは申すまでも無い、道風の顫筆では仕方がない、顫はない樣にしやうとしても顫へるのは矢張り病的習氣である中風が餘り利き過ぎた傾向がある。此れは到底望通りに行く筈もなく、行あかれても願下にしたい注文である。寧ろ中風の方は御免蒙つて、鎌倉式血精注射で根治する方が得策である。然し鎌倉病院は手狭のため入院はお斷りする、注射も院長が我儘だから御免を蒙る、、、
という(大正十年の比田井天来)、つづく

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