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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、文字を書くことすなわち書を書くということではない、、、

―講習会―
、、、静かな森に囲まれた・ほっと平山の講習会で、

「書の美・書の造形」を、自分の手で摑みだし自分の手で心線を存在させてみよう、
臨書とは、顔書の筆意とは、文字を書くことすなわち書を書くということではない、

・そうざいこう「争座位稿」‐唐の広徳二年(764)顔真卿撰ならびに書、右僕射の郭英乂(カクエイガイ)にあてて席を論じた書翰の草稿。、、、米芾も「篆籀の気あり、顔書の第一とす」とほめており、円勁蒼古で情趣に富み、王羲之以後はじめて新境地を拓いたものといわれる。、、、-p.606‐中国書道辞典-中西慶爾-木耳社-より、
 
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―現代書教育論― (全日本書道教育研究会全国大会における講演)
p.308、昨日のつづき
、、、というところあたりにミソがあると思う。でこのことは、さっき文字の問題と書の問題、文字を書くということと書を書くということとが原理的にどう違うかということ、もちろんこれは原理的に違うんですよ、実際上は文字を書くことを場所にして書を書くことが生まれていくんであるからして、書と文字の間には切っても切れん関係がある。といって文字を書くことすなわち書を書くということではないという、こういうことを確認すべきだといいたいわけなんです。でこのことを確認してかかると、「正しく美しく」というふうな言葉の中には、私はあるかくれみののようなものを、あるいは場合によっては落し穴のようなものを実は感じる、、、、という (1956年・井島勉氏)、つづく 、

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