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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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「まさにあるべき」書教育を考えようとしているにすぎない。

―「魚」―
殷代の「魚」文字・・・左「續甲骨文編」、右「校正甲骨文編」の「魚」字。甲骨文・金文ともに、魚字の頭は上に向かって表現されている、

昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社、
―現代の書と書教育― p.245、昨日のつづき
、、、ところが、このことがまずもっともであるとも思え、また迷惑であるとも思えるのである。というのは、私が書教育について発言するときには、決して「進歩的」な立場をとって立論しているわけではない。ただ人類の理想とする新時代の人間像と、それに直結さるべき教育思想と書の本質論にかんがみて、「まさにあるべき」書教育を考えようとしているにすぎない。だから、それらに理解力があるかぎり、いわゆる保守的な立場にある人びとにも、共鳴をよび得るはずだと自負しているわけである。現に、美術教育の場合には、かなり保守的な画風の画家である教育者たちでも、私の美術教育理論を支持してくれるむきが少なくない。これに反して書教育の場合に、いやに進歩視されるのは、少々迷惑である。、、、とある(1956年の井島勉氏)、つづく、、、
いやに進歩視されるのは迷惑だ、という(1956年)と、今(2013年)の「書教育」は・・・

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