6/1・2の講習会では、「書」の造形を分かりやすく三次元で!!!自立する「書」のリズム、バランスを、古典の筆意を、書の美を造形として考え表現しよう!!!でした。
、、、筆で字を書いて、良く書けたとか?ここはこう書くんだよ!などという、、、平面での「お字書き」の小理屈などはやめにしましょう!!!
これからの書を書くということを、書の造形ということを、古典の筆意から、「空海」の書から、空海の「筆意」を、書の造形という書のリズム、バランスを自分で描き、自分の表現をしましょう!!!
下図、風信帖「徳」字の造形を、空海のリズム、バランスを、三次元で表現した、別府さんの立体象書作品「徳」字、上面から写してみました。この作品、これからどのように変化するのか楽しみですね!!!
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
ー芸術教育の困難さについてー p.182.183
、、、一定の基準や形態を指示することによって、いいかえると、模倣の典型を提出することによって、他人を教育することは芸術の本性の上から不可能なのである。
それにもかかわらず、芸術教育においては、なんらかの仕方で芸術を教育しなければならない。一人の教師が自分でない他人を、しかも、それぞれに異なった多勢のこどもたちを、教育しなければならぬのである。その際芸術教育の特殊性を忘れて、教師の指示のままの作品を、極端な場合には、学級全体に一様な作品をつくらせるようなことにでもなれば、それは、明らかに、芸術の否定といわねばならぬ。もとよりその場合にも、各人の技術的能力の差異に基づいて、作品の上にも多少の相異も現れるであろう。しかし、それはたんなる技術的差異であって、けっして芸術的個性とはいえぬのである。、、という(1956年)
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