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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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第五回講習会、書の美学と書教育

6月1・2日、立体象書研究会講習会報告、
講習会では、書の古典をどう考えれば「独自性」に結びつくのか?ということを課題に「臨書」に取り組んでいます!
書の線表現と、筆で文字をなぞることとの違い、、、から始めましょうか?
―「三多サンタ」―、(看多カンタ)、(倣多ホウタ)、(商量多ショウリョウタ)など、よく用いられている言葉なのです。この三多、ことばだけでの看板のようなもの、ものすごく古くからあるだけ、こんにちではだれも注意して見ない!!!残念なことです!!!
「書」とは、お字書きでいいのだ!コピーごっこでいいのだ!師匠のお手本通りでいいのだ!という古い考えの方々には難解に映るのでしょうけれども?書は芸術、独自性、独創なのですから!立体象書研究会では、そういう訳にはいかないのですね!!!
下図、「書の線表現」と「毛筆で文字をなぞる」ことのちがいから、、、
610.JPG
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―芸術教育の困難さについてー
 およそ芸術は、個人の自発的な独創を尊重する世界である。刻々と新しく、常に個性的であることは、いわば芸術の生命である。そこでは、模倣や他律が、絶対に排斥せられる。このことは、芸術制作の上では、客観的な共通の規準がありえないことを物語るであろう。わかりやすくいえば、このような色と形をつくれば芸術的に優れた作品をつくったことになる、というようなことを、外形的に、したがって直接的に他人に向かって指示することは、不可能なのである。各人はそれぞれの立場において、芸術的にもっとも是なりと信じる道にしたがって制作するほかはない。もしも、誰しもが反逆することのできない普遍的な規準があって、これを外から指示され強制され、それに基づいて制作することにでもなるならば、一様な作品が産み出されることとなって、芸術作品本来の個性は、破壊される結果となるであろう。したがって、、、(1956年)つづく、

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