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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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篆書、、、その断面は丸いのである。

會津八一書論集 1977年6月30日 10版初版 長島健 編 ・二玄社p.232に、
、、、呉昌碩は周の石鼓文を最も愛してゐたのであるから、同じく書道的傾向というても画の中の線は大分違ふ。元来隷書といふものは線が平たい。即ち真田紐を紙の上に張りつけた様である。篆書は丸い打紐・細引を紙の上に張りつけた様なもので、出来ないことではあるけれども、出来ればその断面は丸いのである。、、、とある


下図は、、顔真卿・爭座位稿印刷本の最後の頁。左下に、丸い形の明治壬午の印と大蔵省印刷局鑑賞上石記の印が押されている、そしてその爭座位稿の上に映るのが、本当に断面が丸いとわかる「アルミのパイプ」で制作した作品の終筆、、、
51.JPG













別にいみの無いことなのだが、、、明治壬午とおされているので明治十五年(1882年)、、、終わりに押したということと、割り印のつもりだろうと思われる印刷本、、、書の線の断面が丸い線という、、、書を愛した會津八一(1881~1956)の生まれた頃、

明治ニュース事典・第二巻 1985年 第四刷発行 毎日コミュニケーションズ出版部
「大蔵省」、国産品使用を指令(明治13年7月10日 朝野)、火災保険会議(明治14年4月1日 東京日日)、常平局廃止で、備荒儲蓄課を設置(明治15年11月5日 朝野)、「大倉省印刷局」、女子の工員数二千人(明治13年6月25日 朝野)
 ”板垣死すとも自由は死せず”(明治15年4月12日 東京日日)

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