作品制作にあたっての一歩とは、書を書くときの入筆、始筆が大切であることはもちろんです。どのように始めようかということを考えるのですから!!!そしてその入筆の入り方によって書を書くというリズムが生まれるのですから!!!下図、作品の入筆を中央に写してみました。--はやく磨きにかからなければ!、、、サンドペーパー400?、320?、120?、80?から?という段階で只今停止中--
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―書に含まれるもの― p.166より、
まず最初に、書に含まれている要素ということを採り上げてみよう。この問題は、とかく平面的な分析に終わりやすいが各要素の間の次元的な相異と関連ということに、特に留意しなければならない。
①造形的要素――書が一つの造形的活動であることは論をまたない。「形づくること」は、芸術の欠くべからざる一つの条件である。いわゆる造形芸術はもちろんのこと、音楽や文芸や舞踏に至るまで、すべてそれぞれに形づくることにほかならない。ただ特に「造形」とよばれる場合は、形づくられるものが視覚的形態であるにすぎず、形づくるという点に関しては、他の芸術と特別の変わりはない。逆にいって、すべて人間の形づくる活動には、多かれ少なかれ一種の芸術性または美的性格を伴うのが常である。日常の起居動作にも多少の美的意識がはたらかぬでもないだろうし、手紙を書いたり、見取図を描いたりする場合には、なお更のことであろう。文字を書く場合にも、同様のことが考えられる。、、、とある
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