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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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―書といふものは面白いのであります―

下図、會津八一書論集 長島健 編 ・二玄社
1977年6月30日 10版発行
81.JPG
十 書道講義  ―東洋美術研究講義―
昭和十七、八年度 
早稲田大学講義
 趙之謙・呉昌碩・王一亭・錢痩鐵について、より
、、、呉昌碩はその描くところの画の中に文字の気持ちが何処となくあったのみならず、彼自身、その点を意識した形跡がある。然るに趙之謙の画を見るとそれに類する傾向があった。然しながら趙之謙は秦時代の篆書と漢時代の隷書に巧みであったし、呉昌碩は周の石鼓文を最も愛してゐたのであるから、同じく書道的傾向といふても画の中の線は大分違ふ。元来隷書といふものは線が平たい。扁平である。即ち真田紐を紙の上に張りつけた樣である。篆書は丸い打紐・細引を紙の上に張りつけた様なもので、出来ないことではあるけれども、出来ればその断面は丸いのである。
、、、つづく
會津八一先生は、、、出来ないことではあるけれども、出来ればその断面は丸い!、、、という―書の線の断面は丸い― さすがに天下の會津八一です!

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