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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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”書といふものは面白いのであります”

下図,
中国=文化と思想 林語堂(りん・ごどう)/鋤柄治郎(すきがらじろう)訳
  講談社学術文庫・1999年7月10日 第1刷発行
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上図、第八章 芸術生活  ・二 書道、
、、、動植物の外形の美しい所以はそれらが内に生命の動きを秘めているからである。試みに満開の梅の姿態を思い浮かべていただきたい。その姿態の何と奔放で自然な美しさををもち、何と芸術感に溢れた不規則な変化に満ちていることか。こうした美を明確な芸術的意識をもって認識することは、「万物に霊あり」の内在原則を認識することであり、、、この梅の花がたとえすっかり散ったとしてもその美しさに変わりはない。なぜなら木は生きており、落下もまた成長する生の活力を表現したものであるからである。樹木の外形は、成長のため陽光を求め、あるいは風の翻弄に対して体の均衡を維持しようとする生命の律動を表している。樹木が美しいのはこうした生命の衝動、とくにある方向、ある場所へ向かって伸びようとする動きを暗示しているからである。このように生存の必要に基づく無駄のない動きがその外形に完璧な調和と美しさをもたらしているのである。
(ニューヨークのジョン・ディ社から1935年に出版)
生命の動きを秘めている、、、つづく
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