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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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―書といふものは面白いのであります―

中国=文化と思想 林語堂(りん・ごどう)/鋤柄治郎(すきがらじろう)訳
 講談社学術文庫・1999年7月10日 第1刷発行8dffac31.jpeg
上図、第八章 芸術生活  ・二 書道、
中国書道の美を「万物に霊あり」の原則に帰納することは、別に私の発明ではない。中国語の中にある筆画の「肉」、「骨」、「筋」などといった言い方などはこれを証明するものであろう。その哲理の内容については、西洋人に書道の何たるかを説明する段になってようやく意識するようになったにすぎない。王羲之が師事した東晋の女流書道家衛夫人は『筆陣図』の中で次のように述べている。
筆力を善くする者は骨多く、筆力善かざる者は肉多し、骨多く肉微(すく)なき者、これを筋書(引き締まった力強い書)と謂い、肉多く骨微なき者、これを墨猪(豚のようにぶよぶよと肉がついている書)と謂う。力多く筋豊かなる者は聖、力なく筋なき者は病なり。 (ニューヨークのジョン・ディ社から1935年に出版)

弱いという書の線の譬喩、たとえなのだが墨猪(ボクチョ)、ボクチョ・ボクチョ、、、
ボクチョはこう云うのだろう、、、ボクはまだ食べることができる肉だが、無機質で生命のない君と一緒にしないでくれたまえ!
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