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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、「拙者はむしろいつも被害者とありしわけにて候。御明察被下度候」、、、

第33回安芸全国書展‐2期6/30~7/12鑑賞、立体象書研究会会員作品、
書は難しい!‐もとより造形のものであり、その人となりを語るもの‐
・・・筆意という切り口で、書の表現のゆたかさをご覧ください・・・
・濱口渓水さんの作品 ‐「遠」‐ ・字音‐「羽元切」(エン)

p.347、 ‐ 書話二則 ‐
 (2)、、、ただで与えたものに値がついて、しかも安く売られていることに怒りが爆発した。むろん、その後も好意をもつ人や気が向けば無料で書き与えているから、徹底した芸術家肌で、「拙者はむしろいつも被害者とありしわけにて候。御明察被下度候」と追伸している。岡村千曳は同級の友で、親しさから心中を訴えたのである。道人は書画のみならず、古本屋に並ぶ自分の著書も買い取っており、自分だけでなく親しい人の書画などがあまり安く売られていると、見るに忍びず買い取ったこともある。  日華事変は中国大陸全土に拡大して長期戦の様相を呈し、膠着状態のまま一進一退し消耗はなはだしく物資の統制で国民全体の生活は苦しくなっていった。、、、
 ‐  「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 恒文社 

 

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