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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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基本的という名の下に、公式的な生命なき技術をまず教え

下図、靄々荘蔵古璽印(あいあいそうぞうこじいん)、
京都・藤井有隣館刊、原(金+今)本(げんけんぼん)、
25DSC01149.JPG
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
つづき、―技術か創作か― p.205、
、、、つくろうと想いたつことは、現実につくることによって、細部が明晰ともなるし、実現もしてゆく。手は必ずなんらかの抵抗にぶつかって、それを克服しようとする努力が繰りかえされ、工夫が凝らされるであろう。換言すれば、技術が練磨されるのである。さまざまな美を見いだすことができ、しかもそれらを意のままに表現しようと想いたって、あえて自分の手で制作しようと決意するならば、彼はおのずからさまざまな技術を体得することとなるであろう。制作過程におけるこのような順序を逆にすることは許されない。基本的という名の下に、公式的な生命なき技術をまず教えこみ、それの組合わせまたは応用としての作品をつくらせようとすることは、いたずらに肉体をして精神の牢獄たらしめることであり、粘土でつくった人形に魂を吹き入れようとして、ついに徒労に終わるのと似ている。、、、という(1956年の井島勉)氏がいた、、、つづく、

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