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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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芸術的活動は常に創造的であることを生命とするもの、

下図左、可比丹(カピタン)作、2003年の個展作品集の中の篆刻作品、「好人好日」、
―白文(文字を凹文に)、回文(左回りに)、甲骨文にて制作―、右に石印(9×9cm)を置く、
81DSC01118.JPG
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―制作指導の目標― p.196.197、昨日のつづき、、、
、、、さて制作指導の要諦は、もっとも純粋に芸術的活動を発揮せしめることにある。芸術的活動は常に創造的であることを生命とするものであったから、この創造性をそこなうおそれのある一切の事柄は、制作指導に当たって厳重に警戒されなければならぬ。「指導」ということ、「学習」ということには、往々にしてこの危惧を冒して誤謬に陥いる危険がある。というのは、指導とは、自分でないものを導くことであり、学習とは、何ごとかを学習することであるのが普通だからである。そこには、個人の自由な意思を拘束して、外から一定の客観的な規準もしくは規格をもち込む態度が避けがたい。ところが、芸術的活動は、本質的に、個人の独創的な意思を尚ぶものであり、外からこれを拘束することは、その本質の否定以外のなにものでもない。ここに制作指導の根本的な困難が横たわるのである。、、、という、(1956年の井島勉)氏がいた、、、つづく、

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