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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、而して虚喝と誇張とのほか、何物も蔵するなし、、、

第8回立体象書研究会講習会
・・・古典なき筆意は空虚であり方法なき書作は盲目である・・・
3/27、28、29日の三日間、於「ほっと平山」講習会会場、
・筆意を解明すると立体象書にいたる、、、筆で字をかいて「書」だという、虚喝と誇張とのほか何物も蔵するなしの書家(かきや)がいる、、、

p.295、 ‐宗教心‐
、、、大正十五年、自然美倶楽部発行になる「高僧碩德賛助芳墨帖」なる冊子は、天龍寺の関精拙、建仁寺の竹田黙雷、南禅寺の藤田月州そのほか各派の高僧の書画の頒布を行なう趣意書である。この冊子の紙面につぎのような感想を道人はしたためている。「僧と悟道と悟道と書道此冊子に於いて何等の関繫をも示さざるを憾む。こゝにあつまるところは、教界の竜象なり。而して虚喝と誇張とのほか、何物も蔵するなし。何らの皮肉ぞ。これを名づけて自然美といふ。呵々大笑せしむ。佛陀の慈眼は六道に於て、常に一切を照見せらる。何すれぞ末法の比丘がこの驕慢の醜態を看過し玉ふ。蓋し恭謙は得道の階梯なればなり」。社会的地位と名声に安住している僧侶の驕慢に大喝を浴びせかける道人の怒りは、敬虔な心、畏敬の態度を想うからである、、、 ‐「會津八一とその 芸 術」‐ 昭和52年6月 30日 3版発行・著者 植 田重雄・早稲田大学出版部

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