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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、あめ そそぐ やま の みてら に ゆくり なく あひ たてまつる やましな の みこ、、、

第8回立体象書研究会講習会
・・・古典なき筆意は空虚であり方法なき書作は盲目である・・・
3/27、28、29日の三日間、於「ほっと平山」講習会会場、
下図、可比丹臨書‐争座位稿‐羊毛長鋒筆(5㎜×80㎜)‐濃墨‐
・書を専門とする方、この程度の長鋒筆を使用しなければ、、、

p.294、 ‐宗教心‐
、、、あめ そそぐ やま の みてら に ゆくり なく あひ たてまつる やましな の みこ 「南京余唱」の中の一首、、、折しも、丁度山階宮殿下がこの寺の十一面観音を観にお成りになるということで、寺では本堂の観音像の近くまで白布をしき、殿下が靴のままであがられるようにと配慮し、あわただしく諸事万端をととのえていた。そこへ、偶然道人は福岡隆聖師などとここを訪ねたのである。だが仏殿の白布をみて、道人は「仏様はわれわれ人間よりはるかに貴い存在であり、聖武天皇も自ら三宝の奴といわれて仏様の前に合掌されたのであるから、やはり殿下にもここで靴を脱いで拝観していただく方がよろしいのではないか」といった。まわりにいる人々ももっともであるといい、寺院も直ちにそのようにはからった。こういうところに、道人の宗教にたいする考えがうかがわれる。 ‐「會津八一とその 芸 術」‐ 昭和52年6月 30日 3版発行・著者 植 田重雄・早稲田大学出版部



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