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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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片々たる西洋製の麩(ふ)にとびつくことだって金魚鉢根性だということにかわりはない―

―魚―
・青銅器銘文検索、0367‐[
魚父乙]この鼎の拓図―中国社會化學院考古研究所編 「殷周金文集成釋文」 第二巻 香港中文大學中國文化研究所 出版― 八十二頁に、 ‐ [魚父乙鼎] ‐ 時代:西周早期 とある。
この「父」字・・・【字形】、、、一考の余地があると思う。というのは「父」字は必ずしも「母」と対する意のみでなく、父の同世代者はいうもでもなく、一般成年男子の美称にも用いられたからである。私は会意に声を兼ねた字であると思う。「布」を「父」の音で呼ぶのも、同じ意味から来ている。

【字音】「扶雨切」(フ)である。石斧の形がこの音を表わす。この音は石斧で「搏(う)つ」意を表わす。
【字義】石斧で打つ意である。
借用、父および父の同世代者を「父」と称するのは、「大人」の意で「甫+寸(ふ)」の音の大の意を借りた。「溥」が「大水」の意であると同じである。・・・
p.825、漢字の起源 加藤常賢 角川書店 


昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―書をさしはさんでの東西の交流― (ヨーロッパ旅行の一コマ)
p.281、昨日のつづき
、、日本の政治だって経済だって、何一つとしてこの島国の中だけで解決はつかない。たとえばエジプトがスエズ運河に関してあのようなことをすると、いずれはそれが日本にも響いてくる。いまでは対岸の火事を見るように痛快だくらいに思っている人があるかもしれぬが、やがては痛快ではすまされぬ余波を日本の政治に及ぼしてくるにちがいないと思う。好むと好まないとにかかわらず、日本という島国は世界における島国なんだから、芸術の上だってそうだと思う。そういう視野で仕事をしたって―というと、また誤解があって、西洋のものにチラチラと横目をつかいながら仕事をするのかと受けとる人があるかもしらんが、相手を十分知り尽くしてかかるわけでもなしに、片々たる西洋製の麩(ふ)にとびつくことだって金魚鉢根性だということにかわりはない―日本は日本なんだ、・・・という (1956年・井島勉氏)、 ・・・金魚鉢根性
・・・

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