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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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文字を書くことに起源をもつ独特の芸術活動における線の性質というもの、

―魚―
下図:周谷城主編 中國文化史叢書 「中國彩陶藝術」  鄭爲  箸
東華書局印行 中華民國七十八年初版
図版両頁、6.7・中原地區・半坡類型 ‐陝西西安半坡‐


昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―書をさしはさんでの東西の交流― (ヨーロッパ旅行の一コマ)
p.275、昨日のつづき
、、、「文字の問題はただ読める読めないの問題でなしに、文字を書くことに起源をもつ独特の芸術活動における線の性質というもの、これはやはり特殊なものとしてあり得ると思う。この森田君の作品は、私自身も最初は読めなかったが、しかし彼に何という字が書いてあると聞いたら『破』だと説明してくれた。その時に私はなるほどと思った」といったら、「それは何のことだ」というから、「森田君は破という字を書いた、どんな字でもいいんだがたまたまこんな字を書いたというのではなしに、初めから破という字を書きたくて書いたんだ。ここには彼なりの感動があったにちがいない。その感動はただの形の問題ではない。ほかの形であってはならぬことももちろんであるが、しかし、それと同時にほかの文字であってもいけなかったはずだ。特定の文字において勃発した形なんだ。特定の文字を書くことにおいて勃発するという構造をもっていることが、これが書と絵のちがいなんだ」というふうな説明をした。・・・という(1956年・井島勉氏)、

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