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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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大した芸術的自覚でもない独善を盲信する教師の号令によって、

―魚―
下図、「鳥蟲篆大鑑」・徐谷甫編纂・上海書店出版・1991.3第一次印刷
p.750.751の魚字、左に銅印・亀鈕(きちゅう)の‐亀‐亀‐亀(子母印)の銅印を置く、
・・・ ‐中國の印章 羅福頤・王人聰箸 安藤更生訳 二玄社・1976.12四版発行‐
p.27.28、‐漢の鳥蟲書‐
漢印には、なほ一群の藝術的文字がある。その点画は虫や鳥や魚の形に作られ、許慎の「説文解字」の序に云ふところの「鳥蟲書」と、まさに符合してゐる。この一群の書体は、最初、戦国時代の兵器や楽器の鍾に見え始め、虫・鳥・魚の形を使ってこしらへられた一種の文字で、多分に図画的な意味をもち、唐宋以後の飛帛(ひはく)書もまさしくこの種の文字から変化して来たものである。

昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社、
―書家と書教師の問題― p.250、昨日のつづき
、、、これは少々手厳しすぎるいい方である。しかし、美術教育の用事で方々に出かけると、展覧会に数回入選程度の先生が堂々たる作家顔をして、周囲の教育畑を白眼視しておられるのを見受けないでもない。この人たちによると、教職は生活のためのアルバイトだそうだが、こういう人たちに限って、本職とおっしゃる芸術の方も怪しげなものである。書の分野においても、こんな実例が皆無なわけでもなかろう。大した芸術的自覚でもない独善を盲信する教師の号令によって、画一的な真似ごと芸術に向かって教育されるこどもたちこそ、はなはだ迷惑な次第である。、、、(1956年・井島勉氏)、つづく

「画一的な真似ごと芸術に向かって」の時代「コピー」・・・現在でも・・・

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