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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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つい専門家であることを自負するものの、実力がそれに伴わなかったり、

―魚―
下図、古璽彙編・故宮博物院 編 羅福頤 主編・文物出版社、1998.5第三次印刷、
姓名私璽九九、p.261、中央に「魚□」2727の古璽、()‐印八冊 趙允中、
古璽・・・中国書道辞典{印章の歴史}に、春秋戦国時代は官私高下の別なく「印」といわず「璽」といった。この時代の印が古璽である。この呼称は清末の陳介祺が「簠斎印集」を編する時、秦漢の印章を区別して古璽を巻頭に収録したころから用いられた。・・・

昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社、
―書家と書教師の問題― p.248、昨日のつづき
、、、自己の独創に徹しようとすることと、多くの他人の独創を導こうとすることとは、原理的にも実際的にも、同一の事柄とはいえぬからである。また、芸術家は情熱的な制作三昧に没頭していて、教育者に必要な学識や抱擁力に乏しかったり、あるいは教師が専門の教科を担当するところから、つい専門家であることを自負するものの、実力がそれに伴わなかったり、あるいは日常生活の繁雑が二つの面を両立させることを阻んだりするというような現実的な事情にもよるのであろう。けれども、理論的には、両者に必要な条件を兼ね備えさえすれば、それを両立させることも、けっして不可能とは考えられない。、、、(1956年・井島勉氏)、つづく


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