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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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書の美学と書教育

下図、漢晋木簡精華・昭和十六年十月五日發行・清雅堂、四十四・四十五頁、両開きの右上に可比丹(カピタン)の半紙臨書と臨書に用いた長鋒筆を置く、(右払い)の練習!!!漢代でも、この(右払い)の形を練習している木簡!!!筆の穂先を「開く」というこの右払いは、「開閉」という筆力の結果なのであり、さらに変化する側を下にする隷意で形を成している書の線といえる、、、漢代の書法「隷書」の隷意とは、変化を意識した線表現(筆意)なのであります!!!
520.JPG
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社のつづき、
―書教育の周辺にあるもの― p.174(実用的もしくは知識的教育の一面) 、
 ところが、書は文字をかくことであるという理由によって、国語科に隷属させられるということには、重大な疑問がある。というのは、国語科的に文字を書くことと、書的に文字を書くこととは、根本的にその精神が異なるのである。前者は支配する原理は文字性であり、後者の原理は視覚性(造形性)である。前者の教育は国語科の一分野で事足りるけれど、後者の教育には別個の指導原理を必要とする。授業時間の関係で、諸教育を強いて他の教科に含ましめねばならぬというなら、むしろ図工科に容れる方がまだしも適切である。、、、とつづける(1956年)

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