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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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- 書といふものは面白いのであります -

下図,
中国=文化と思想 林語堂(りん・ごどう)/鋤柄治郎(すきがらじろう)訳
  講談社学術文庫・1999年7月10日 第1刷発行
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上図、第八章 芸術生活  ・二 書道、
中国書道は中国独特の美学の基礎的概念を提供してきたばかりでなく、「万物に霊あり」という原則を代表するものでもあり、この原則が正確に理解、応用されたならば、大きな成果をあげることができる、、、律動と結構の可能な形態を探求し発見してきたが、こうした発見はいずれも大自然の中、とくに動物や植物からその芸術的霊感をえて、、一枝の梅花、葉を数枚残した藤の蔓(つる)が風に揺れる姿、身を躍らす豹の姿、猛虎の鋭い爪、大鹿の俊足、力強い駿馬、毛深い熊の姿、鶴のほっそりとした姿、蒼古とした松の枝ぶりなど、自然界の律動で中国の書道家に模倣されぬものは一つとしてないほどである。、、、自然界の一切の生きとし生けるものから直接的にまた間接的に芸術的霊感を得、独特な風格を創造してきた。
(ニューヨークのジョン・ディ社から1935年に出版)
「万物に霊あり」・芸術的霊感、、、つづく

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