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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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-書といふものは面白いのであります-

下図,
中国=文化と思想 林語堂(りん・ごどう)/鋤柄治郎(すきがらじろう)訳
  講談社学術文庫・1999年7月10日 第1刷発行
DSC00852aaa.JPG
上図、第八章 芸術生活  ・二 書道、
、、、たとえば線の上には力強さ、流暢さ、含蓄、精微、軽快、簡潔、重厚、優雅、謹厳、洒脱といった美しさを発見し、また結構の上には調和、対称、粗密、平衡、長短、緊密などといった美しさを発見し、美に対する鑑賞能力を養ってきた。、、、書道芸術はすでに二千年以上の歴史を持ち、歴代の書家はそれぞれに自己独特の律動と結構を用いて異なる風格の作品の創造に常に努めてきた。このように古い歴史と伝統を持つ書道芸術の中にこそ我々は中国芸術精神の極致を見ることができるのである。不均衡な美への尊崇、一見安定性に欠けるように見えるが磐石の如く安定している結構への尊崇は西洋人を驚嘆させることであろう。しかしこうした美が書道以外の中国芸術にはなかなか見ることのできないものであることを知ったなら、さらに感嘆してやまないだろう。
、、、つづきます
・訳者あとがきに、本書は、、、ニューヨークのジョン・ディ社から1935年に出版された。
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