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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、想い浮べなければならぬ、、、それも想像しながらよく見るのだ、、、

共命鳥(ぐみょうちょう)‐東博東洋館2階‐
中国・ヨートカン‐テラコッタ‐5世紀‐大谷探検隊将来品
・共命鳥とは人面を二つもった鳥です。この像は、頭光を負い、片手を肩に回し、残る手で合掌していたと思われることから、仏教の尊像として制作されたものと考えられます。人面を男女につくり分けている点でもきわめてめずらしいといえます。‐とある、

p.359、 ‐ 最後の奈良研究旅行 ‐
、、、 すると「懐中電燈で照らしたって、佛樣は見えはせんぞ」と道人は怒鳴った。「この観音様の光背は、昔のままのものではない。どのような光背であったか想い浮べなければならぬ。この佛さんをおまつりする御堂もはじめどんな御堂であったか、それも想像しながらよく見るのだ」。道人は、手燭をとって、ぐりぐりと抉(えぐ)り出すように、佛像の顔、手、衣紋を照らした。
、、
 ‐  「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 恒文社 

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