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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、井戸水をどんどん汲み出し、汲みつくしたあとで、ほんとの地下水が湧き出る、、、

下図、立体象書研究会練馬事務局‐展示棚
摑み出した‐いのち‐「心」字、‐散氏盤(さんしばん)・西周金文‐
‐しかし、途中で、、、どれもこれも虻蜂(あぶはち)とらずになる‐

p.358.359、 ‐ 最後の奈良研究旅行 ‐
、、、「君は今でも歌をつくっているか、つくり給え、良寛、芭蕉も、君位の時につくった歌や俳句は全くなっていなかった。自分の調子が出るようになるのは、ずっと年をとってからだ。井戸水をどんどん汲み出し、汲みつくしたあとで、ほんとの地下水が湧き出る。つづけて歌をつくれ。省みればわたしは欲が深かった。若い時何でもやった。書、歌、俳句、画、研究、篆刻、ほかの人が一生かかってやるものを、一度にやりはじめた。しかし、途中で若死すれば、どれもこれも虻蜂(あぶはち)とらずになる。芭蕉は五十で死んだが、ほんとによい句は、四十以後だ。良寛、一茶、みな六、七十まで生きた。長生きして実らせなければいけない」。道人は遠廻しに無駄死するな、生命をいとえと言ったのである
、、
 ‐  「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 恒文社 


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