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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、一たび其の文化が或る極地まで到達したことのある國家に在りては、其の國人の使用する文字が藝術化するといふことは自然の趨勢といはなければならぬ、、、

―「魚」字― 
~甲骨文~
・甲骨文字典・徐中舒 主編・四川辞書出版社
 版次:1989年5月第一版・印次:2003年3月第6次印刷
・p.1253‐甲骨文、p.1254‐〔解字〕・〔釋義〕、

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふと天来は云ふ、、、」・昭和十三年發行 天來翁書話
國家の盛衰と藝術的書道
 ‐人物本位の賞觀的揮毫物が藝術的書道に及ぼせる影響(上)‐
.303.304、
太古支那人の創造になる東洋文字は、能く時代の要求に適應して篆書となり、隷書となり、若くは楷行草書となり、或は日本獨特の片假名平假名となり、其形態は時代に因りて甚しき變化はして居るけれども何れの書體が行はれた場合でも、能く其の形に應じて、構成法と運筆法とを巧に運用して、各々藝術的特長を發揮し、書道趣味を繼承して居る點から考へて見ると、書も亦人間の製作した者である以上は、醜より美に、拙より巧に徙るといふことは、人類の當に進むべき道程あるから、一たび其の文化が或る極地まで到達したことのある國家に在りては、其の國人の使用する文字が藝術化するといふことは自然の趨勢といはなければならぬ
、、、(大正十二年) 藝術・書を語る天来先生。

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