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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、漢晉以來王右軍の徒が築き上げた筆法に於ける王道とも稱すべき正しき道は、、

8/21、仮移転三か所、廊下へ荷物、、、

、、、昭和十三年發行 天来翁書話、、、p.274.275
中風症と藝術的書道
學者も讀め政法家も讀め愛國の士は必ず讀め

昨日のつづき、、、斯の如き確定的の理論に反對してまでも、後世の藝術的書家に警告せざるべからざる程に、彼等は他の病氣の爲に苦められて、殆ど瀕死の状態にあるからである。
 此病氣の沿革を尋ねて見ると、書道の大に全盛を極むべき筈の唐の中葉頃から蕃殖力が愈々烈しくなり、歴代大家の繼承者として敎錬された筆道の勇將猛卒も、此の病氣の爲に遂に儚なき最後を遂げ、漢晋以來王右軍の徒が築き上げた筆法に於ける王道とも稱すべき正しき道は、茲は一段落を畫し、宋の蘇黄米等三家の徒をして擅まに覇権を爭はしめ、端なく筆道に於ける戰國時代を現出したのである、
、、という(大正十年の比田井天来)、つづく

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