忍者ブログ

立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


この頃の日本人は、言葉にもならない言葉を吐き、沈黙にもならない沈黙をしてゐる

―魚―
青銅器銘文檢索p.1563  5205 魚父癸卣  [魚]父癸
― 金文總集 p.2857 5205 魚父癸卣 —
下図拓図版
—殷周金文集成釋文・第四巻ーp.51 4997 魚父癸卣
 字數:三 
 時代:殷
現藏:美國華盛頓弗里爾美術陳列館(ワシントン、フリーア美術館)

、、、1953年現在、、、
 墨美 No21・p.5、
 
― 沈黙 武者小路實篤 ― 昨日のつづき、
、、、東洋人は少し早く沈黙し、西洋人は少し遅く沈黙する傾向があるとも言へると思ふが、この頃の日本人は、言葉にもならない言葉を吐き、沈黙にもならない沈黙をしてゐる。之は文士に就て言つてゐると言ふよりは、一般の人について言つてゐるのだが、それだと言葉も、死ぬが、沈黙も生きることはできない。
 僕は文学には、言葉が本当に生かされることが大事な以上、沈黙が正しく生かされることが大事で、その爲に言葉が大事だと言つても嘘ではないと思つてゐる、、、つづく

拍手[8回]

PR