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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、沈黙した所にも良心を働かし、ごまかしがない作品でなければならない、、、

下図、ただいま引っ越し準備中のポリ袋の中を写す、
鉄、銅、アルミ等々残片の一部、、、「作品」とは難しいものなのだ 、
........p.43‐道教と禅道‐岩波文庫‐茶の本、、、屈原(くつげん)いわく「聖人はよく世とともに推移す。」われらの道徳的規範は社会の過去の必要から生まれたものであるが、社会は依然として旧態にとどまるべきものであろうか。社会の慣習を守るためには、その国に対して個人を絶えず犠牲にすることを免れぬ。教育はその大迷想を続けんがために一種の無知を奨励する。人は真に徳行ある人たることを教えられずして行儀正しくせよと教えられる。われらは恐ろしく自己意識が強いから不道徳を行なう。おのれ自身が悪いと知っているから人を決して許さない。他人に真実を語ることを恐れているから良心をはぐくみ、おのれに真実を語るを恐れてうぬぼれを避難所にする。世の中そのものがばかばかしいのにだれがよくまじめでいられよう!といい、.........

、、、1953年現在、、、
 墨美 No21・p.5、
 
― 沈黙 武者小路實篤 ― 昨日のつづき、
、、、文学はくり返し読まれるものだし、時間にこすられるものだから、いつか正体を出さなければならない運命を持つてゐる。又本当の批評家はだまされないものだから、言葉で読者をだまして得意になれる間は、短かいのである。読めば読む程眞価がわかるのは矢張り沈黙した所にも良心を働かし、ごまかしがない作品でなければならないと、、、つづく

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