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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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・・・書という造形芸術の本来的な出発点をつきとめて、

―魚―
―「故宮西周金文録」―出版社 國立故宮博物院・中華民國九十年初版一刷
・下図左端、もうこうてい「毛公鼎」、p.160 ‐ 銘文中「魚箙」字、
・下図中央、「中国殷周時代の武器」 京都大學人文科學研究所 林巳奈夫箸 1972年
p.375「箙」、・・・箙は矢を盛る器で、獸皮でこれを作る、といふのである。日本のえびらに當る器である。獸皮でつくる、というのは全體のことでなく・・・「象弭魚服」といふ「魚服(箙)」は魚の獸に似たものでこれを作つたのだろう、さうとするとこの獸は魚形だ、といふ。らつこ とか あざらしのやうなものの皮が使はれたらしい。箙に關する一番古い・・・
・下図右端、圖四五三 ‐ 箙を象る甲骨文・・・、圖四五四 ‐ 木製の箙の下部・・・、圖四五五 ‐ 箙 戰國中期後半・・・の三図、

昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―現代における日本の書の動向について― (パリにおける講演要旨)
p.259.260、昨日のつづき
、、、このような要素の上に成り立っている書という造形芸術の本来的な出発点をつきとめて、そこから再出発しようと意図することは、ときには、造形ということそれ自体の芸術的構造の本質をつきとめようと試みることにもなる。そして、欧米における抽象絵画が、彼らの追求にとってよき刺激ともなり、さまざまな示唆を与えたことも確かである。その結果、ときには、書家が文字から縁を切って抽象絵画と同質のものを創造することもあり得る。・・・(1956年・井島勉氏)、

書という造形芸術の本来的な出発点をつきとめて、という1956年、、、今2014年

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