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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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ただこのフォルムの中に強烈な力と重さ、、、

―魚―
下図、 書道全集 第廿六巻 平凡社 ・ 昭和七年 發行
寫眞版 右、圖版頁一0、「漢 君宜子孫洗」、 左、圖版頁十一、「漢 君宜子孫洗」 
両図、左下に「簠齋兩京文字」の白文印が押されている。
「簠齋ほさい」、
ちんかいき[陳・介祺](清・嘉慶一八~光緒一0 1813~1884)
い「濰い・(黑+多い)」県の人、字は受卿また寿卿、簠齋と号し、晩に海浜病史・斉東匋父ともいった。道光二五年(進士)、翰林院編修に官した。書法・篆刻を工みにし、金石を好んで、最も収蔵に富み、古今収蔵家中いまだかつてあらざるところといわれた。その中、特に漢印は万余を数うるにいたり、万印楼を築いてこれを蓄えた。かくて自から手拓を工みし、呉式芬・呉大徴・潘祖蔭・呉雲・王懿栄らと相会して互に研鑽を重ね、発明するところが少なくなかった。著に『簠齋吉金録』・『十鐘山房印挙』・『簠齋藏古目』・『簠齋藏鏡』・『封泥考略』(呉式芬と同撰)・『簠齋吉金録』・『簠齋古泥封目』・『簠齋泉笵目』・『簠齋尺牘』・『古来文官私璽』・『簠齋筆記』・『伝古別録』など多数がある。 ・・・中国書道辞典 中西慶爾 木耳社  p.715・・・

昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―現代における日本の書の動向について― (パリにおける講演要旨)
p.260、昨日のつづき
、、、ところが、これは「破」という字だ。作者はこれの制作において、あらゆる束縛をを破って、前進したいという強烈な前衛的意識がこめられているのだとも解される。もちろん、多くの人にはこの字を読むことはむずかしい。特に諸君には不可能かもしれない。しかしこの文字を読む態度ではなく、この書を鑑賞する態度にとっては、字が読めるか読めないかは問題ではない。ただこのフォルムの中に強烈な力と重さ、はげしい魂の叫びを汲みとるだけで十分なのだ。・・・(1956年・井島勉氏)、

ただこのフォルムの中に強烈な「力と重さ」という、1956年、、、今・2014年

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