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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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書の美学と書教育

千手観音!!!文明の利器、電動ドリルがあった!これは慥かだ!ただ、手のひらジンジン!振動は指先まで!今日の磨き終えて2時間まだ残る、手のひらの振動!ジンジン!いいね!鉄の色!
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 昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―書教育に含まれるもの― p.171
 概して、従来、各教科の指導要領的な主張をみると、根源的な理念や精神にふれるところが乏しくて、いたずらに網羅主義的な効用を挙げすぎているように思われる。そのために、各教科の重大性が吹聴されるかわりに、かえってその教科の独自の意義がぼやけてしまい、方法論の上にも解決至難な当惑を惹起することが多いのである。これは各教科について大体指摘できる事実であるが、書教育といえどもその例外ではない。書教育の重要性を力説するために、およそ書に含まれ書に関連ある事柄と思われる一切のものを、書道科授業の内容や効能として列挙することは、やがて、この教科運営の焦点を不鮮明ならしめ、独自の存在理由を希薄ならしめるおそれがある。むしろその重心と周辺との関係を整理しつつ、書教育の特質をを見定めなければならぬ。
井島氏、「含まれるもの」から―書教育の周辺にあるもの―、とつづける(1956年)

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