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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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美意識の開発を通じて純粋な人間的自覚の涵養を図る

下図、(右)北魏・鄭道昭・鄭羲下碑・書跡名品叢刊・二玄社と、(左)原拓「鄭羲下碑」、
永平四年(511年)、
、、、古い話であるが、中村不折翁が神田の古本屋で僅か六圓とかで買入れた下碑の拓本は、點畫が細く生彩のあるものであったので翁はよく自慢していた。今回の原帖は、その不折翁藏のものにくらべて遜色のないものと思っている。とにかく、近拓本では前半の字が随分くずれてはっきりしない。、、、と、松井如流先生はその中(鄭羲下碑の解説)に書いている。
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―手本の問題― p.199.200、昨日のつづき、
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社より、
、、、芸術は、かかる美意識の表現にほかならないから、深く人間の生命と生活に根ざしたものということにもなり、社会や歴史や個人を正直に反映するものともなる。だから、逆にいえば、美意識の開発を通じて純粋な人間的自覚の涵養を図ることができ、その故にこそ、芸術教育の重大な使命が尊重さるべきこととなる。このことが、現在のところでは、書家と書教育にたずさわる人びとの間に、まだ十分認識されていないように思われるのである。、、、という(1956年の井島勉)氏がいた、、、つづく、

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