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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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手本教育が横行するのは、教える人びとの無定見を立証する

下図、爨寳子碑(さんぽうしのひ)の原拓、
― 昭和二十九年・河出書房・定本書道全集、 p.197.198に、、、五世紀の初頭(四○五)に雲南省に建てられたもの、、、造形の特質は巾廣い迄畫の雄強な味と大きく空間をかかえて躍り上る運筆の飛動によって支えられているが、隋唐代のメカニックでシンメトリカルな造形に比すると、異様なまでのたたずまいは天衣無縫の美しさであり、生命の若々しい歌でもある。との、(宇野雪村)氏の解説文がある、―
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昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
昨日につづき、―手本の問題― p.200.201、
 、、、現行の手本の全部に目を通したわけではないが、無表情で画一的な書風は、真に現代を生きようとする人びとの美意識を揺り動かすに足るものとも思えず、その取扱い方をながめてみても、寺子屋時代の態度の域を出ていない場合が多い。これでは、よほどの暇つぶしか、特別の職能教育としてでもなければ、書教育の必要はなかろうとさえ思われる。それにもかかわらず手本教育が横行するのは、教える人びとの無定見を立証するものであろう。、、、という(1956年の井島勉)氏がいた、、、つづく、

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