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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、道人が確立した美の視点は、たんなる写生や鑑賞のそれではなかった、、、

立体象書研究会練馬事務局
―作品展示棚―立体象書、
・・・有と無、そこに書の表現がある、筆で字を書くことは「筆字」であり、「書の美」の視点にはならない・・・
―虚實相交はり奇想天外より來りて、、、(昭和六年)比田井天来―

p.291‐題材としての仏像‐
、、、道人が確立した美の視点は、たんなる写生や鑑賞のそれではなかった。一見してゆったりとして靜かに歌っているが、その背後に道人は人間としてのすべての苦悩や悲しみ、感情や劇しい力と力の衝突、野性的な叫び、探求などのすべてを注ぎ込んだ。ただ短歌として美が結晶し、完成していなければならないという至上の条件を自らに課して、それらを一切消し去ったのである。道人の仏像をとおしての美の世界は、一部だけ取り上げれば、唯美主義者のごとく見える。しかし、全力を傾けた探求のいとなみは、やがて美の世界がみほとけの世界に包まれたものであることを知るようになるのである、、、 ‐「會津八一とその芸術」‐ 昭和52年6月 30日 3版発行・著者 植 田重雄・早稲田大学出版部

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