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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、くわんおん の しろき ひたひ に やうらく の かげ うごかして かぜ わたる みゆ、、、

立体象書研究会練馬事務局
―作品展示棚―
・・・虚實相交はり奇想天外より來りて・・・

p.285‐題材としての仏像‐
、、、くわんおん の しろき ひたひ に やうらく の かげ うごかして かぜ わたる みゆ 、、、 「渾斎随筆」の「観音の瓔珞」の中で、道人がこの作を明治四十一年八月の奈良の旅行で得た一首としているのは、作を古くするためにそういったのではない。「西遊詠草二十首」には仏像の歌は一首もない。このことは、最初の奈良の旅のときすでに感動と着想を得ていたが、作品として誕生するのはじつは大正九年であり、十二年を距てていることを示す。いいかえれば、十二年も作者の胸中に温めていたことになる。仏像の歌は、感動したからすぐ詠むのでなく、また詠めるものでもなかった。その間に観音の瓔珞さへ取りはずされていたのである。‐「會津八一とその芸術」‐昭和52年6月 30日 3版発行・著者 植 田重雄・早稲田大学出版部

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