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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、濁り氣もなく、俗氣もなく勁くて、寬やかであれば、上乘であるが、茲こが尤も、、、

―魚― (5)均爲雙魚紋銅洗的内底圖案
p.149 
‐東漢時期銅洗圖案 1975年湖南桃源縣大水田公社出土。
‐中國圖案大系‐第四巻-秦漢時代-張道一主編‐美工圖書社‐

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふと天来は云ふ、、、」・昭和十三年發行 天來翁書話
 
 書の巧拙 上 p.234、つづき
、、、假令ば點畫の太い字は雄大なる樣子と、豐かなる氣分は表はれ易いが、短所を擧げると窮屈になり、鈍漫になり、俗氣を生じ易く、濁りを帶び易きものである。故に太い書であつて濁り氣もなく、俗氣もなく勁くて、寬やかであれば、上乘であるが、茲こが尤も難しいのである。又徐かに書いた書は沈着もあり、旨味もあり、變化も出し易く、癖も出て來ぬものであるが、筆力の鈍る點と、間の拔ける虞れがある、、、
(己未・1919年)、96年前の(未・ひつじ)年に藝術「書」を綴る天来先生・・・

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