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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、自己以上の目標を高所に御据ゑつけなさるがよろしからむと存じ候、、、

―魚― 
(7)均爲雙魚紋銅洗的内底圖案
p.149、・
圖版141‐東漢時期銅洗圖案 1975年湖南桃源縣大水田公社出土。
‐中國圖案大系‐第四巻-秦漢時代-張道一主編‐美工圖書社‐

「會津八一とその芸術」
昭和52年6月30日3版発行‐著者‐植田重雄‐早稲田大学出版部
p.18、その夜ただちにつぎのように書き送っている。「、、、芸術家といふものは、文学青年的の小理窟や批評や所謂鑑賞などよりも、自分自身が真によきものを作ることを、最上の務めと可致きものと存じ候。、、、拙者の書いたものの真価を真にご了解なさるには、芸術上、拙者の程度まで御達しの上になされても遅かるまじく候。、、、ご自身の御書を一層の高所へ引き上げるやうに、自己以上の目標を高所に御据ゑつけなさるがよろしからむと存じ候。それでこそ、真の芸術家の態度と存じ候。他人の作りしものを傍から、たかをくゝりたる如く云ふのは、むしろ学者の仕事に有之候。さもなくば、拙者が世界中にて最も唾棄すべき存在なりと信ずる、かの有閑文芸青年の態度と可申候。、、、」(昭和十二年二月十二日)。この書簡は、長文で、かなりくどい。しかし、そう書かずにはいられなかった道人の怒りの振幅は分かる。、、、と植田先生。

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