忍者ブログ

立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


、、、これは古く澱んでいる書道に、近代的な精神を吹き込もうと、、、

下図
・口絵・上「百万塔と南京詠一首」と下「板倉町針の冬景色」
會津八一とその芸術
昭和52年6月30日3版発行‐著者‐植田重雄‐早稲田大学出版部
「板倉町針の冬景色」は植田先生から頂いた(写真パネル)かと?

p.170‐「會津八一とその芸術」、、、早稲田中学の生徒たちに△と〇とロばかりを一年間書かせたことがある。習字のお手本などを用いないために、父兄が不安がったという話がのこっている。しかし、△と〇とロは字の形体の構成要素であり、五輪塔に匹敵する。「書ヲ学ブニハ必ズ臨摹ヲ以テス」(玉燕楼書法)という如く、古人の書の模倣を絶対的なものとしてきた伝統的書道にたいし、まさに革命的といえるし、構成要素に分けて考えることはいちじるしく近代的な書の学習法だといえる。道人はこのことに着目した最初の人である。書道というと、道という言葉があるために、なにか深遠なものであるように感ずるのが、かえっていけないと道人はいっている。これは古く澱んでいる書道に、近代的な精神を吹き込もうとする気持であろう、、、芸術についても、書についても、秋艸道人の熱意を語る植田先生でした。

拍手[8回]

PR