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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、初めて悟りしことも、深き歓びの一つなりき、、、

下図・「いろは. 一二三. 双幅」
書道藝術‐良寬‐第二十巻‐中央公論社・昭和四十六年六月初版発行
p.222‐図版 釈文・解題
・いろは‐(落款‐沙門良寬書)・一二三‐(落款‐釋良寬書)‐双幅
‐良寬 紙本 各幅127.5×43.7㎝‐
「良寬さまの字はまがりくねって読めないので困る。誰にもわかる字を書いてくんなされ」、、、「これなら振仮名はいらなかろう」といって書いて与えたものという、、、

p.266‐良寛禅師と秋艸道人‐、、、すでに新潟に育った年少の頃から、良寛の逸話はきいていたし、中学時代良寛の歌集を読んで、「郷党の高僧として、また奇人として、良寛禅師の逸話に耳馴れ居たりしが、禅師の歌として聞きしものは、みな云ひ知れず懐しき響きありて、我等が幼児教へこまれし小倉百人一首の類とは、いたく調子の異れるものあるを、かねて怪み居たりしに、これぞ万葉集の調子なりけるよと、初めて悟りしことも、深き歓びの一つなりき」(鹿鳴集後記)と、若い時代の体験を語っている。良寛の歌に「みな云ひ知れず懐しき響きありて」と共感をいだいている点に、注目すべきであろう、、、とある、「會津八一とその芸術」
‐昭和52年6月30日3版発行‐著者‐植田重雄‐早稲田大学出版部

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