忍者ブログ

立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


、、、王羲之の蘭亭帖や、顔真卿の爭座位帖などは不用意の間に出來た爲に却つて用意周到のものが出來たのである、、、

―魚―
・‐金文大字典‐扉頁題字:沙孟海 ‐ 沙孟海署檢‐白文印(孟海)‐
・‐金文大字典.下.魚部‐魚‐p.5434.5435、


、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふ、と天来は云ふ、」
昭和十三年發行 天來翁書話

 ‐書の韻致‐ のつづき、
.388
、、、よく書かうとかどういふ風に書かうとか、豫め心を使はないために、文字の上に心が 集中するからである。王羲之の蘭亭帖や、顔真卿の爭座位帖などは不用意の間に出來た爲に却つて用意周到のものが出來たのである。併しながら不用意の間に書けば傑作が出來るから、といつて、不用意に書かんとすればその不用意に書かんとする心が邪魔をして、追々亂暴に書く癖がつき、墮落の第一歩に踏みこんで、却つて韻致から益々遠ざかつて行く、、、 
(昭和七年) 藝術・書を語る天来先生、つづく

拍手[11回]

PR