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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、その内容にまだ大なるものが藏されてあるやうに感ずるものである。これが卽ち韻致となつて觀者を引きつけるのである、、、

―魚―
・「金文大字典」(上・中・下)、 主編:戴家祥 副主編:馬承源 編纂:潘 悠 王文耀 沃興華 扉頁題字:沙孟海 出版:學林出版社 發行:新華書店上海發行所 印次:1995年1月第1版第1次印刷
・金文大字典.下.魚部‐魚‐p.5432.5433、


、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふ、と天来は云ふ、」
昭和十三年發行 天來翁書話

 ‐書の韻致‐ のつづき、
.387.388
、、、此處の兼(かね)合が作者の人格が見える處 で、最も難かしい處である。鑑識力のある人は、力量のある人の作品は如何に之を隱さんとしても、どこかでその閃きが現はれてゐるから長く見てゐるうちに、その内容にまだ大なるものが藏されてあるやうに感ずるものである。これが卽ち韻致となつて觀者を引きつけるのである。故に大なる技倆を有してゐるものが不用意の間に書いたものに却つて傑作のあるのは、實は不用意の爲ではない。よく書かうとかどういふ風に書かうとか、豫め心を使はないために、文字の上に心が集中するからである、、、 
(昭和七年) 藝術・書を語る天来先生、つづく

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