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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、何故かといへば專門家は常に善いものばかり見てゐるから、自然に目が肥えて來る、、、

―魚― 
・青銅器銘文檢索p.1563 補4 魚鼎
 [魚]
・金文總集(十)p.4641 補4 □鼎 1字
下図拓図版
・殷周金文集成釋文・第二巻ーp.19 1126 魚 
   魚 
 字數:一 
 時代:殷
 出土:河南安陽西北岡1001號大墓(HPKM1889殉葬坑)
 現藏:臺灣省「歴史語言研究所」

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふ、と天来は云ふ、」
昭和十三年發行 天來翁書話

 ‐書の韻致‐ のつづき、
.387
、、、この安心して書くといふことが、韻致のある文字を作るのに必要條件であろうかと思はれる。然らば古人の書を博く學んだ專門家には韻致のある書が書けさうなものだが、安心して書くといふ事は至難のことで、殊に專門になると、一層困難の事情がある。何故かといへば專門家は常に善いものばかり見てゐるから、自然に目が肥えて來る。成るべく高尚な字を書きたいといふのは人情であるから、力一杯程度の高い處を目的とし一段進めば一段高く、常に技倆の全部をその作品に現さうとする傾向があるのは免かれない、、、 
(昭和七年) 藝術・書を語る天来先生、つづく

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