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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、賞鑑書を作るものは古人の書を學ばなければ、絶對に之の格式を上げる事は出來ない、、、

書道博物館 企画展
中村不折(なかむらふせつ)―僕の歩いた道―
・・・絵の方は無論、書の研究もずつと続けてゐるのである。恐らく死ぬまで続けるだろうと思ふ。「僕の歩いた道‐自傳‐」より


、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふ、と天来は云ふ、」
昭和十三年發行 天來翁書話

 ‐書の韻致‐ のつづき、
.387
、、、 額や輻を書かんとする者が、現代人の流儀を習 ふといふこと程不見識にして無意義の事はないのである。賞鑑書を作るものは古人の書を學ばなければ、絶對に之の格式を上げる事は出來ない。古人の書を學べば、永い年代の名人の中から、洗練されたものゝみを選んで學ぶ事の出來るばかりでなく、種々の人の書を學んで見ると、書といふものが此樣のものだといふ事が能く分るから安心して書くことが出來る。この安心して書くといふことが、韻致のある文字を作るのに必要條件であろうかと思はれる、、、 
(昭和七年) 藝術・書を語る天来先生、つづく

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