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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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あるいは一つの問題を思索できない人間、これは現代作家としては失格者だ。

―魚―
左図:「中国美術史彫塑篇附圖」 大村西崖箸  国書刊行会 
大正6年 復刻原本発行 昭和55年 第二刷発行
 四一五頁
支那美術史彫塑篇附圖 ・「嘉徳門内巡魚符」 ・「凝宵門外交魚符」 ・「右清道率府魚符」 ・「同字魚符」、第九百四十七圖~第九百五十圖の四拓図版

右図:「中国美術史彫塑篇」 大村西崖箸  国書刊行会 六四0・六四一頁、
‐金工‐
唐代金器の徴すべきもの先銀兎符あり。武徳の初、銀兎符を爲る。兎子を以て符瑞と爲せるが故なり。後鯉魚を以て符瑞と爲し、改めて銅魚符を爲りて以てこれを佩ぶ。僞周武姓、玄武は龜なるを以て、天授二年改めて銅龜符を爲る。中宗反正、魚符に復せり。六典に随身魚符の制あり。左右各ゝ一。太子は玉を以てし、親王は金を以てし、庶官は銅を以てす。皆某位、某姓名を題刻せり。その官たゞ一員あるのみなるは姓名を箸くるを須ゐず。並に袋を以てこれを盛る。その袋は三品已上飾るに金を以てし、五品已上飾るに銀を以てし、六品已下守五品已上の者は魚を佩びず。武后改めて龜袋五品を銅飾と爲せしが、中宗復位の後舊に復せり。又傳符あり、主符これを掌どる。傳符の制、太子監國を雙龍の符と曰ふ。左右各ゝ十。京都留守を麟符と曰ふ。左二十、右十九。諸州の符、東方を青龍の符と曰ひ、西方を騶虞の符と曰ひ、南方を朱雀の符と曰ひ、北方を玄武の符と曰ふ。左四、右三あり、左を内に進め、右をば外に付す。 新唐書廿四車服志。唐六典八。唐張鷟耳目記。隋唐嘉話」・・・六四三、六四四頁、・「嘉徳門内巡魚符」 呉縣呉氏藏。第九百四十七圖。 ・「凝宵門外交魚符」 ヰ縣高氏藏。第九百四十八圖。 ・「右清道率府魚符」 呉縣呉氏藏。第九百四十九圖。 ・「同字魚符」 第九百五十圖。以上四符は歴代符牌録より轉載す。圖大さ原圖に同じ。・・・

昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―書をさしはさんでの東西の交流― (ヨーロッパ旅行の一コマ)
p.270.271、昨日のつづき
、、、そんな話になると、道教や仏教、あるいは日本の社会史を話さなければならんわけだから、私には十分な知識もないし、また現代の日本の書家たちが、みんな十分な見識をもって仕事をしておられるわけでもなかろうから、実に一汗も二汗もかきながら、説明しなければならなかった。その間も彼らは非常に熱心に聞いている。そしてたしかにこの人たちは理論も相当わかる。
 これもついでながら申しておくが、現代作家が勝つか負けるかということは、これから後は思想だと思った。思想の貧困なものや、ろくに自分の理論も持っていない人間、あるいは一つの問題を思索できない人間、これは現代作家としては失格者だ。・・・という(1956年・井島勉氏)、

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