忍者ブログ

立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


各人の美意識をよびさますにふさわしい教科書

下図、「開通襃斜道刻石 かいつうほうやどうこくせき」の原拓を写す、
中国書道辞典・中西慶爾・木耳社 p.100に、
―後漢の永平九年(66)の刻。、、、渾樸蒼勁、古意余りあり、端倪(タンゲイ)すべからざるものがある。楊守敬は「余その字体を按ずるに、長短広狭、参差(シンシ)として斉しからず。天然の古秀、石紋のごとく然り。百代而下、模擬するによしなし。これを神品という」と最上級に品評している。、、、―現在、漢中博物館に移管、漢中博物館でこの碑を見たのが(1985年)、、、815DSC01135.JPG
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
つづき、―手本の問題― p.202、
、、、おとなの場合でさえ、臨書は模倣に陥りやすい。いわんやこどもは模倣性が強烈である。せっかく、泉として提供しても、彼らはそれを繋索として身を縛りやすい。、、、いずれにしても、さまざまな生命を生きるこどもたちの感動を刺激して、各人の美意識をよびさますにふさわしい教科書と、かくして開発されてゆく各人の美意識の表現活動として、制作させる工夫が望ましい。それによって始めて創造教育・人間教育としての書教育が行われるのである。、、、という(1956年の井島勉)氏がいた、、、つづく、

、、、おとなの臨書、、、凹凸のある原碑に触れてみたのだろうか、触れてみたいと感じているのだろうか、教科書は、、、美意識を汲みあげることのできる泉だという、、、泉を自分で見ようともしない、おとな、、、と、こども、

Copyright (C) 2009-2013 立体象書研究会 All Rights Reserved. 無断での盗用,転載など類似の行為を禁じます。使用等に関しては,必ず連絡ください

拍手[6回]

PR